こんにちはー!
3月に入ってすっかり暖かくなってきましたね~
って今年は本当に寒くなかった・・・・
ムートン、レザー販売の身としてはある意味「寒すぎる」冬でした。。。
みなさんお持ちのムートンもあまり出番がなかったんじゃないでしょうか??
着なかったからといってそのままクローゼットの奥にしまっておくのは非常に危険ですよ。
そこで今回のテーマは「ムートンのお手入れ」についてです!
なんてタイムリーでためになることを書くのでしょう!!
自画自賛です笑
まず着ても着なくても、まずはムートンの肩のあたりを持ってバタバタと上下に振ってください。
この過程のポイントはほこりなどの毛に着いた汚れを落とすことと、毛や革に十分空気を入れてあげることです。
毛の部分はこの過程をするだけでも「ふわっ」としてくる場合もありますよ☆
十分バタバタと振ったのち、
しっかりと絞ったタオルなどで毛を拭いてください。
あまりゴシゴシと拭くのではなく、毛並みに沿って上から下になでるように優しく拭いて下さいね☆
しっかりふけたら次はブラッシングです!!
この時に役立つのは、ペット用のブラシです☆
最近では100均でも売ってますね☆
これで毛並みに沿ってやさしくブラッシングしてくださいね☆
そして次に大事な過程は、
ポケットの中もしっかりゴミがないかチェックしてくださいね。
ティッシュにくるまったガムやアメ。
クッキーの食べ残しや、その他もろもろ・・・
こういったものが虫食いの原因にもなりますからしっかりとチェックしてください。
お父さんは飲み屋の領収書などがないかもしっかりと!!
これは夫婦喧嘩の原因になりますからね!!笑
しっかりと余分なものが取り除けたら、厚さ5cm程度のしっかりとしたハンガーに掛けて陰干しです。
そんなハンガーがないといった方は、家にある一番しっかりとしたハンガーに、
タオルなどを巻いて厚みを出してあげて下さいね。
その際、ボコボコして、肩周りの形が変わらないように気を付けて掛けてくださいね!
なぜかと言いますと、ムートンは天然素材です。
なので非常に形が変わりやすい(伸びやすい)ことがメリットであり、デメリットでもあります。
肩周りや、衿周りなど、一度形が変わってしまうとなかなか元に戻りません。
あつ~~いスチームを布をあてた上からじっくりと当てて戻していくのですが、
長い間形が変わったまま放置されたムートンはなかなか元には戻らないんです。。。涙
なのでこの過程はとっても重要です!
出来ることであれば、専用の厚手のハンガーをご購入されることをお勧めいたします☆
ハンガーに掛けて陰干しするときに、たまに毛の面を外に向ける方がいらっしゃいますが、
普通に毛の面を内側に向けて干して頂いて大丈夫です☆
毛の面を外に向けて干してはいけないってことはないのですが、どうしても革の面を内側にしてしまうと
ハンガーの当たりや変形が起きやすいので要注意です!
上記のことに気を付けて1日陰干しすれば大丈夫!
陰干しといっても雨の日は避けてくださいね!
ムートンに限らず、レザー製品の天敵は湿気です。
カラっと晴れた日に風通しの良い場所でお願い致します☆
続いて革面のお手入れです☆
ムートンではツルッとしたナッパ面タイプのものと、
スウェードタイプのものがあります。
ツルッとしたナッパ面タイプのものは、硬く絞った布で軽く拭いて下さい☆
あくまでかる~~~~くお願いします^^
袖口や衿周り、ポケットなどによくつく黒くなった汚れ。
明るいお色は特に目立ちますよねー
この汚れには「消しゴム」が効果的です!
きれいな消しゴムをご用意(なければ汚い面はカッターで切ってきれいな面でお願いします)
そしてかる~~~く汚れた部分をこすってください☆
簡単に落ちますよ^^
時間がたてばたつほど落ちにくくなりますから、なるべくこまめに汚れを見て、
こすってあげてくださいね☆
こすりすぎると革の表面がはがれちゃいますのでかる~~くお願いします^^
つぎにスウェードタイプのものは、ブラッシングです!
コーナンなどに行けば売っている靴用のなるべく毛が柔らかいブラシ。
こういうものです☆
これでかる~~~くブラッシングしてください。
スウェードは起毛素材ですので、着ているうちにだんだん毛が寝てきます。
その毛を起こすようにブラッシング★
高級に見える反面、水分や汚れにはちょっと弱いところが弱点ですが
こまめにお手入れしてあげれば問題なし!!
きれいにブラッシングしたのちに、撥水スプレーをするのもアリです!
この撥水スプレーをするときは要注意!!
①あまり近くで振り掛けるとシミになるので要注意。
②絶対に振り掛ける前に裏の見えないところで試し掛けしてくださいね。
ムートンの場合裏面が毛なので脇の下の見えないところでするのがオススメです☆
③直接ムートンに吹きかけるのではなく、サーっと空気中にふりかけてその下を通すくらいのイメージで
やってくださいね。
かけすぎると革をかたくする恐れもあります。
以上の注意点に気をつけてやってみてくださいね☆
わからないことがあれば質問してください^^
革以外のことでもいいですよー
恋の悩みや、ドラクエの鍵のありか(ドラクエやらないのでわかりませんが^^;)なんでも
質問してくださいね☆
みなさまのお声お待ちしております!!!!
また、9NINELABELでは着なくなった毛皮、ムートン、レザーの修理やリメイクも承っております☆
「昔、高く買ったのに重たくて着れない。」
「捨てるにも結構な値段を出したのにもったいない。」
「今風にアレンジして着たい。」
などなどいろんなお声をお聞きします^^
どんなことでも結構ですので一度メールでご相談下さいね!!
9ninelabel@mine1971.com
☆お待ち致しております☆
はじめまして、裏がスエードのようになっているムートンコートなんですが、スエード面が結構硬くて着るとごわつくのですが、着ていくうちに馴染むのでしょうか?
何か対策はありますか?
菊池様
コメントありがとうございます☆
裏がスエード面とのことですが、肌にあたる部分がスエードで表面は毛になっているということですか?
そのていでお話ししますね。
スエードであろうが、ナッパ(つるつるの革)であろうが、
レザーであれば着ていくうちに、多少はなじんできますが、
もともとの革の特性もありますので何とも言えないというのが正直なところです。
スエード面が硬いということですので、軍モノのB-3のような分厚めのムートンかなと想像しております。
何かをすれば柔らかくなるということはないです。笑
申し訳ありません。
着て柔らかくするか、手でもんでなじませるかですね。
是非とも、時間をかけて自分の体になじむ100点のレザーにしてあげてください☆
またご不明点あればいつでもコメントくださいね!
ムートンの油汚れの落とし方を教えてください。ベンゼンと中性洗剤を使うようですが、具体的にどのようにするのか、中性洗剤は最後に落とさないといけないと思うのですが、どうするのでしょうか?
高重さま
コメントありがとうございます☆
ムートンの油汚れ、気になりますよね。
私どものベンジンを使っての落とし方ですが、
ベンジンを同素材のムートンになじませて、油汚れの部分をたたくようにして
落としていきます。軽い油汚れだとこれで落ちます。
(同素材のムートンがない場合は、乾いたタオルでも大丈夫です☆)
油汚れを落としたあと、まだ油ではない別の汚れがついている場合は、
中性洗剤を使うこともあります。
この場合もタオルなどに中性洗剤と水を混ぜたものを(大体1:10くらいの割合です)
叩くようにして汚れを落としていきます。
汚れが落ちた後は、乾いたタオルなどで叩くように水分を取ってください。
このような方法ですが、ムートン素材によっては、色が変わってしまったり、
輪ジミになってしまったりする場合がございます。
必ず、裏面や目立たないところでお試しになってくださいね。
あとは必ず、陰干ししてください。
表面の水分はなくなっても、中には残っている可能性もありますので、
カビや臭いの原因になりますので、陰干しは必ずお願いいたします☆
簡単ではございますが、ベンジンを使っての油汚れの落とし方です。
ですが、一番の方法はやはり専門のクリーニングに出すことです!笑
お気に入りのムートン、長く着用してくださいね☆
また何かありましたらご連絡宜しくお願い致します^^
ムートンコートの表側がスエードになってるのですが着用してると細かなクズの様がポロポロ落ちてます。タンスに掛けても触れている他の品にクズが付いてます。このままでは剥がれてしまうのでしょうか。お忙しい中お尋ねしてすいません。
今村様
コメントありがとうございます^^
剥がれてしまうことはないと思います。
このぼろぼろ落ちるクズのようなものは、革え加工する際に出る、
スウェード面のクズだと思います。
毛足の長いスウェードや、スウェードの毛を刈り込んだ時に出たものを
きれいに処理していなかった際に出ることが多いです。
毛足の長いスウェードですと、経年劣化によってぼろぼろと落ちてくる場合もあります。
これを止める方法はなく、こまめに粘着テープで取るしかありません。
また何かございましたら何なりとご質問ください☆
返信ありがとうございます。教えていただきありがとうございます。これまでB3やダッフルなどのツルツルしたムートンではこの現象が無かったもので不安でしたが、覚悟して付き合っていきます。御礼遅くなりすみませんでした。
はじめまして
ムートンを革るんで洗ったのですが、
毛の部分が少しバリバリした触感になってしまいました。
ブラッシングはしたのですが変わりないです。
どうすれば以前のようにふわふわの触感に戻るか教えて下さい
ひろし様
コメントありがとうございます。
ぬるま湯に洗濯用柔軟剤を溶かして頂き、
霧吹きで毛に直接吹きかけてください。
毛がしっとり濡れるまでかけて頂いて大丈夫です。
そのあとブラッシングしていただいて、表面の水分をタオルで叩くようにとっていただき
陰干しして乾かしてください。
効果がある素材とあまりない素材がありますが、多少柔らかくなると思います^^
あと注意点ですが、毛がカールしているものはカールが弱くなる恐れがありますので
ご注意ください。
また何かありましたらどんなことでも質問してくださいね^^
宜しくお願い致します。